やす子 児童養護施設、高校では仲間はずれで便所飯…ブレイク芸人までにあった“壮絶半生”

(写真:SMA公式サイトより)

7月21日、「2023年 上半期ブレイク芸人ランキング」をORICON NEWSが発表し、1位にやす子(24)が輝いた。

やす子は‘19年にピン芸人としてデビューすると、元自衛官であることをいかしたネタで、お笑いライブなどを中心に活躍。’21年に出演したバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の若手芸人の登竜門となっている企画『おもしろ荘2021』で3位に入り、たちまちブレイクした。

芸歴4年目にしてブレイクを果たしたやす子だが、そこにいたるまでには壮絶な半生があったようだ。

今年1月30日に放送された『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)でこう語っている。

「14歳か15歳のときに、交通事故に遭って、九死に一生を得て。そこから人間関係も家庭環境も悪化して、親元を離れて生活していました。学費も払えなくて散々な状況で『人生をやめちゃおうかな』って思ったときがあった」

やす子の複雑な家庭環境を芸能関係者が言う。

「2歳の時に両親の離婚によって、父親と離れて暮らすようになったやす子さんは、母親とも16歳から22歳まで疎遠だったそうです。’21年の8月に出演した『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)では『高校生の時まで児童養護施設で暮らしていまして』と話していました」

高校生活も苦労したようだ。前出の『突然ですが占ってもいいですか?』に出演した際に、同級生から仲間外れにされ、「3年間ずっと便所でご飯を食べて、あとは図書室で過ごしていた」と明かしている。

高校卒業後に自衛官を経て手に入れた、お笑い芸人として活躍する現在の生活は気に入っているようで、‘21年3月16日に放送されたラジオ番組『東貴博と山根千佳のラジオビバリー昼ズ』(日本放送)に出演した際にテレビ出演は楽しいかと聞かれ、「すごく楽しいです! 狭い世界にいたので、『地上ってこんなに楽しいんだ!』って!」と語っていた。

「はい~」と元気に振る舞うやす子。その裏には、“激動半生”があった。

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