水谷千重子“3度目”の50周年記念公演が博多座で開催。博多座初登場の御崎進がアピール!「絶対に博多座に来てくれよなっ! なっ!」

7月27日~8月6日、博多座(福岡市博多区)で「水谷千重子50周年記念公演」が開催される。公演に先駆けて、友近が扮(ふん)する大御所演歌歌手・水谷千重子と御崎進(藤井隆)が来福し、取材会に出席した。

本作は、水谷にとって“3度目の”50周年記念公演。6月4~18日に明治座で上演し、大きな反響を呼んだ。今回も豪華出演者で、愛と感動と笑いと涙にあふれた「お芝居ステージ」と、ゆかりのゲストも出演する魅惑の歌謡ショー「歌のステージ」の2部構成でおくる。

会見は終始“千重子ワールド”全開で行われた。博多座は2度目の公演となる水谷だが、福岡との関係について問われると「昔から大好きな街。この世界に入っていろんな企業の社長さんとお知り合いになって、『千重子に刺激があるものを見せたい』と“よかトピア”(1989年のアジア太平洋博覧会)に来させていただいたのが最初です。みんなが一つになって楽しいことをしてものづくりをするということを学びました。“よかトピア精神”で(頑張ろう)と思っています」とコメントし、記者たちを笑わせた。

また、今回が博多座初登場となる御崎に対してのアドバイスを問われた水谷は「進ちゃんにはアドバイスは必要ないです。オリジナリティーを放出しているタイプなので」と一言。御崎は「ちぇこ先生は『博多座はとってもいい劇場でお客様が温かく迎えてくださるから安心して来なさい』とおっしゃってくださいました。お言葉通り飛び込みたいと思っています」と笑顔。2人の息のぴったりぶりに、ステージでの“ジョイン”にも期待が膨らむ。

今回のお芝居ステージは「大江戸混戦物語 ニンジャーゾーン」。将軍・徳川家光が治める江戸を舞台にした物語。出演は水谷のほか、山崎銀之丞、生駒里奈、バッファロー吾郎A、原金太郎、一内侑、平野泰新、ずん、ハリセンボン、ガンバレルーヤ、YOU、的場浩司と豪華な面々でおくる(一部トリプルキャスト)。水谷いわく、見どころは後半の殺陣。「今まで3回やってきた中で一番すごいかもしれない」と自信をのぞかせた。

歌謡ショーの「千重子オンステージ」も絢爛(けんらん)だ。スターダストレビュー・根本要、水森かおり、PUFFYといった実在(?)するビッグアーティストのほか、御崎、八公太郎(バッファロー吾郎A)、六条たかや(チュートリアル・徳井義実)、倉たけし(ロバート・秋山竜次)といった“二葉ファミリー”の面々が日替わりで出演して、豪華なコラボステージを繰り広げる(二葉ファミリーとは、「演歌界に二葉一門あり」で知られる名門中の名門。水谷の師匠でもある二葉菖仁の目にかなった者だけが入門を許される“エリート演歌集団”のこと)。

また、会見では「千重子オンステージ」の追加ゲストも発表された。今年で芸能生活76年を自称する萬みきお(サンドウィッチマン・伊達みきお)と水谷とは“縁もゆかりも親交も確執もある”演歌の大御所・浜ローズ(マツコ・デラックス)が満を持して登場する。浜は前回公演時出演予定だったが、コロナ禍のためかなわず…今回念願の“博多座降臨”となる。萬は8月1日(午前11:00/午後5:00)に、浜は8月6日千秋楽(午前11:00)にそれぞれ出演する。

最後に、水谷は「博多座でやらせていただけることが本当に幸せなことです。この座組は自信があります。皆さんに早く見ていただきたいです。進ちゃんとの“ジョイン”、相性のよさも楽しみにしてください」とコメントし、御崎は「1人でも多くのお客さまとお会いできることを楽しみにしています。濃厚なステージをお届けしようと思っています」と意気込みを語った。

なお、本作は文化庁の「劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業」に採択。18歳以下を対象として、全13公演それぞれに無料招待枠が設けられている。全13公演それぞれに枠が設けられているので、併せてチェックしてほしい。

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