横断者保護を啓発 ラッピング車出発 茨城県警

横断歩行者保護を呼びかけるラッピングトラックの出発式=水戸市見川町

夏の交通事故防止県民運動(31日まで)に合わせ、茨城県警は21日、水戸市見川町の県トラック総合会館で、横断歩行者保護を啓発するラッピングトラックの出発式を開催した。

ラッピングトラックは、荷台側面に子どもが横断歩道を渡るイラストを描き、「止まってください横断歩道」と表示した。

県警は5月から、横断歩行者に対する妨害行為などの取り締まりを強化。通学路など地域住民からの要望が多い横断歩道を抽出し、人員を重点配置している。取り締まり開始から1カ月間の摘発は376件で、過去5年間の平均と比べ約3.2倍に増えた。

小森正彦交通部長は「ラッピングトラックが県内や首都圏を走ることで、歩行者や運転者への交通安全意識が高揚することを期待している」と話した。

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