国の文化審議会が認定 「伝統の名匠」に福山市の男性

文化財を支える「伝統の名匠」に福山市沼隈町の男性が認定されました。

伝統的な畳表のひとつ「中継表(なかつぎおもて)」を継承する来山淳平さん(90)は文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術の保持者として国から「伝統の名匠」に認定されました。

福山市によりますと「手織中継表」は400年前に沼隈町で生まれ、京都の寺院などでも使用される畳表です。

通常のものより短いイグサを使え、きれいな部分を多く使用できることから高級品とされているということです。

来山淳平さん「自分が習ったことを誠実にしていけばいい(畳表が)できるので」

来山さんは専用の手織り機の制作もしていて、今では「中継表」を織れる人は全国で数人しかいないということです。

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