ブルージェイズが左腕カブレラを獲得 カージナルスとのトレード

日本時間7月22日、ブルージェイズはカージナルスとのトレードで救援左腕ヘネシス・カブレラを獲得したことを発表した。カブレラは短縮シーズンの2020年に19試合で防御率2.42と頭角を現し、翌2021年には自己最多の71試合に登板して28ホールドを挙げたが、昨季は39試合で防御率4.63、今季も32試合で防御率5.06と不振。日本時間7月18日にカージナルスからDFAされてロースターの40人枠を外れ、カージナルスは他球団へのトレードを模索していたが、マイナーリーガーとの1対1のトレードでブルージェイズへの移籍が決まった。

現在26歳のカブレラはメジャー5年目の救援左腕。もともとはレイズと契約してプロ入りした選手であり、2018年7月にトミー・ファムとのトレードでカージナルスに加入した。2019年5月にメジャーデビューし、2021年には左のセットアッパーというポジションまで上り詰めたが、制球の不安定さが改善されず、完全な信頼を得るには至らず。今季はここまで32試合に登板して32イニングを投げ、1勝1敗、5ホールド、防御率5.06、奪三振率10.69、与四球率5.06と苦しいピッチングが続いている。なお、メジャー通算では13勝11敗3セーブ、51ホールド、防御率4.14を記録している。

カブレラとのトレードでカージナルスへ移籍するのは、サミー・ヘルナンデスという19歳の捕手。プエルトリコ出身で、昨年のドラフト14巡目(全体428位)でブルージェイズから指名を受けてプロ入りした。今季はマイナーA級ダニーデンからスタートしたが、思うような活躍ができず、6月中旬にルーキーリーグへ降格。今季ここまで2階級合計で42試合に出場して打率.213、3本塁打、15打点、OPS.654と苦しんでいるが、盗塁阻止率36.1%と守備面では光るものを見せている。

なお、ブルージェイズはカブレラの加入に伴い、右腕トレント・ソーントンのDFAを発表している。

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