キノコ探して自然満喫 見つけた数なんと50種 京都・長岡京で観察会

動物の脳の形に似たノウタケの説明を聞く参加者(長岡京市今里飛地)

 「きのこ観察会」が16日、京都府長岡京市今里飛地の儀杖池(ぎじょういけ)周辺などで開かれた。家族連れら参加者は、キノコを探して歩き西山の豊かな自然を満喫した。

 NPO法人乙訓の自然を守る会の主催。観察会を通して西山の豊かな自然に関心を持つきっかけにと、昨年から開催している。

 参加者8組21人は、光明寺(粟生)の山門前から、キノコに詳しいメンバー2人の案内で池に向かった。道すがら、小さなムラサキホウキタケやニオイカレバタケを見つけ、メンバーは「キノコは6月から7月が最も多く出る」と話した。

 参加者は、池の周囲でシロイボカサタケや傷ついた場所が青く変色するイロガワリなどを次々に目にした。動物の脳に似た形のノウタケなどもあって喜んだ。全部で約50種が観察でき、メンバーから種名や特徴などの説明を熱心に聞いた。

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