5月に利用を開始した鳥栖市の新市庁舎を19日、鳥栖小の3年生が見学に訪れた。総合的な学習の「鳥栖のすごいを見つけよう」の一環で、99人が新しい庁舎の特徴や市役所のさまざまな仕事について聞き、「市役所のすごい」を調べた。
向門慶人市長が「たくさんの人が皆さんの安心安全な生活のために仕事をしています」と歓迎し、児童は3階建ての庁舎のそれぞれの階で、各課から説明を受けた。
庁舎建設課は、災害時でも業務が続けられるよう非常用発電機を持っていることを紹介。水路を管理し、道路の陥没などを補修する維持管理課は、大雨時は泊まり込んで対応することを伝えた。
上下水道局管理課は、市民が1日に使う水は25メートルプール58杯分に上ることを説明した。学校教育課では、児童が「先生はだれが来るかはどこが決めるんですか」などと次々に質問した。
安原裕梨さんは「新しい庁舎は明るくて背が高くてとてもきれい。ごみは1日に1万袋も集めると知り、みんなでごみを減らさなきゃと話した」と話した。(樋渡光憲)