関東甲信と東北が梅雨明け  残るは九州と山口県のみ

22日(土)午前11時前の赤坂の様子 提供=ウェザーマップ

 きょう22日(土)午前、気象庁は関東甲信と東北南部、北部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年に比べて関東甲信は3日遅い梅雨明けとなった。一方で、東北南部は平年より2日早く、東北北部は平年より6日早い梅雨明けとなった。

この先は関東甲信を中心に猛暑日が続出予想

東北・関東甲信の週間予報(天気・最高気温)と早期天候情報

 関東甲信と東北は、あす23日(日)以降も太平洋高気圧に覆われておおむね晴れる見込み。高気圧が運ぶ南からの暖かい空気や、夏本番の力強い日差しの影響で危険な暑さの日が多くなりそうだ。特に週半ば以降は関東甲信を中心に、最高気温は35℃以上の猛暑日となる所が多い予想。熱中症に厳重な警戒が必要だ。 また、気象庁は10年に1度程度しか起きないような著しい高温になるおそれがあるとして、高温に関する早期天候情報を発表している。農作物や家畜の管理にも注意が必要だ。

九州南部と北部(山口県含む)は梅雨明け発表なし

24日(月)と25日(火)の雨の予想

 なお、まだ梅雨明けの発表がないのは九州南部と北部(山口県含む)で、それぞれ平年よりも遅れている状況。きょう22日(土)の九州は梅雨前線の影響で雨が降りやすく、この先もあさって24日(月)から25日(火)は九州北部を中心に雲が広がってにわか雨の可能性がある。梅雨明けの発表はもう少し先となりそうだ。

梅雨とは

 梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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