ボランティア、秋田で復旧に汗 大雨被害から1週間

秋田県五城目町で被災した家屋を片付ける人たち=22日午前

 記録的大雨により15日に河川氾濫や土砂崩れが起きて22日で1週間となった秋田県では、ボランティアが県内外から続々と集い、復旧作業に汗を流した。快晴の空の下、浸水した家屋から畳など使えなくなった家具を運び出していた。

 断水が続く五城目町では災害ボランティアセンターに朝から大勢の人が駆け付けた。青森県五所川原市の会社員(55)は「高齢者は特に大変だと思う。できる限りのことをしたい」と語った。

 中心部を含む広範囲が冠水した秋田市の同センターもにぎわい、職場の同僚と参加した同市の会社員(32)は「県外からも支援に来てくれており、地元の人間がやらない選択肢はないと思った」と意気込んだ。

秋田市の災害ボランティアセンターに駆け付けた大勢の人たち=22日午前

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