田辺祭の「謎」解こう 由来解説とクイズが1冊に、お宿で配布 和歌山

田辺祭の解説やクイズを盛り込んだ冊子「旅するクロスワード」をアピールする横矢雄一朗実行委員長(和歌山県田辺市南新町で)

 和歌山県田辺市東陽の闘雞神社の例大祭「田辺祭」(24、25日)を前に、田辺祭街歩き実行委員会(横矢雄一朗実行委員長)が、祭りの由来や習わしの解説、クイズをまとめた冊子「旅するクロスワード 田辺祭編」(A5判、6ページ)を作った。田辺祭のお宿で配布している。

 実行委によると、田辺祭は参加している人であっても、由来や行事の意味を知らない場合が多いという。子どもから大人まで、楽しみながら田辺祭を知ってもらおうと、冊子の編集を企画した。

 冊子では「超訳 田辺祭」として、会話形式で祭りの由来を紹介。山車の一種笠鉾(かさほこ)の役割、早朝にある「暁の祭典」の意義などを解説している。クロスワードパズル付きで、クイズを解きながら祭りの知識が深められる。

 制作には県内在住のアーティストや田辺観光協会が協力。闘雞神社や各町で聞き取りし、まち歩きをしながらまとめた。イラストや写真も盛り込んでいる。

 横矢実行委員長は「これを読んで祭りに行けばより楽しめる。田辺の魅力を知る第一歩になればうれしい。夏休みの自由研究にも活用してもらえればいい」と話している。

 冊子は「田辺市街なかポケットパーク」「焼きたてパンD’oh(ドウ)」、「the CUE(ザ・キュー)」(以上、田辺市湊)、「ワイズカンパニーギャル」(南新町)でも配布している。

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