南部が男女そろって近畿へ 和歌山県スポーツ少年団大会バレーの部で優勝

南部バレーボールスポーツ少年団の男子(上)と女子

 和歌山県体育協会が主催する第54回県スポーツ少年団総合競技大会のバレーボール競技の部が8、9の両日、紀の川市の市民体育館などであり、みなべ町の南部バレーボールスポーツ少年団が男女そろって優勝し、近畿大会への出場を決めた。女子は2年ぶり11回目、男子は3年連続4回目の優勝。

 男子、女子、混合の3部門あり、リーグ戦の後、決勝トーナメントで競った。3部門とも出場チームが少ないため、県内各地方の予選はなく、希望する全チームが出場した。

 女子の部門は37チームが出場し、12組に分かれてリーグ戦をした。南部女子は2戦全勝で決勝トーナメントに進出。耐久(有田地方)を2(21―14、21―8)0、巽(海草地方)を2(21―16、21―13)0、中貴志(那賀地方)を2(21―11、21―14)0で破り、Bブロックで優勝した。持ち前の攻撃力と粘り強い守りで、全試合とも2セット先取し快勝だった。

 南部女子は、他のブロックで優勝した日高(日高地方)、貴志南(和歌山市)とともに近畿大会に出場する。

 男子の部門は6チームが出場し、2組に分かれてリーグ戦をした。南部男子は2戦全勝し、決勝トーナメントに進出。浜宮(和歌山市)を2(21―3、21―8)0で下し、新南(和歌山市)とともに近畿大会への出場を決めた。攻守に危なげなく、他を圧倒した。

 混合の部は美里(海草地方)と岩出(那賀地方)が近畿大会に出場する。

 近畿大会は29、30の両日、奈良県の橿原市や五條市で開かれる。南部の女子と男子は8月にある全日本バレーボール小学生大会への出場も決めており、石上貴一代表は「全国に向けてチームづくりをしている。女子はスポ少の県大会ではミスが多く、本番までに仕上げたい。まずは男女とも近畿で優勝を目指したい」と力強く語った。

 南部女子と南部男子のメンバーは次の皆さん。

 【南部女子】坂本瑛菜、小谷玲奈、谷妃香音、長坂咲和、宮城空愛、中早未空、冨山凛、熊代早晏、藤山結月、尾田純恋、中本いつみ、宮城萩香▽監督=石上貴一

 【南部男子】濱口蒼大、竹中龍星、大井悠跳、木下涼太郎、米澤奏汰郎、岩﨑寛太、大井飛慧、藤山悠斗、大井瑛翔、木下郁弥▽監督=生駒明広

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