【レビュー】筆者愛用ヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』の特徴やおすすめポイントを紹介

どうも、なぞなぞは苦手だけど謎解きは得意なカノカン⁺です。今回は筆者が現在進行形で愛用中のヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』の特徴や魅力、注意点などをたっぷりとお伝えしたいと思います。リラックスできるキャンプチェアをお探しの方、是非参考にしてみて下さい。

豊富な種類の「ヘリノックスチェア」はどう違うの?

筆者撮影 左:チェアワン 右:タクティカルサンセットチェア

本題の前に、豊富な種類のヘリノックスチェアを少し整理したいと思います。

ヘリノックスは韓国発のブランドですが、日本にも正規代理店が2社あります。

1つはモンベルです。

青フレームやシートにメッシュを採用しているのが特徴的で、機能性に重きを置いたものが多い印象。チェアワンやチェアツーなどシンプルなものが多いです。

もう1つはA&F COUNTRYです。

「ホーム・デコ&ビーチ」と「タクティカルサプライ」の2つのラインで展開しています。

「ホーム・デコ&ビーチ」はインドアで使用することを想定してデザインされているシリーズで、「タクティカルサプライ」はミリタリーなカラーと機能を充実させたシリーズになります。

筆者撮影 タクティカルチェアミニ

どちらが販売するヘリノックスチェアも同じ形のものがあります。

本記事で取り上げるA&F COUNTRYが販売する『タクティカルサンセットチェア』は、モンベルが販売する『サンセットチェア』に当たります。違いはフレームやシートカラー、シートの種類になりますが、基本スペックはほぼ同じです(細かくみると若干の違いはあります)。

上記の様に名前は違えど、同じ形のチェアが多数存在します。またそれ以外には、座面が回転するタイプの『タクティカル スウィベルチェア』や、シートがひじ掛け替わりになる『サバンナチェア』など、それぞれ独自に展開しているチェアもいくつか存在します。

種類が豊富で少しわかりづらいかもしれませんが、まずはモンベルかA&F COUNTRYの公式HPで、どのような種類があるかチェックしてみるのも良さそうですね。

ヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』の基本情報

筆者撮影

『タクティカルサンセットチェア』は、ヘリノックスチェアの中では大型になりますが、巷では「座り心地はトップクラスに良い」と評判です。

首から上をしっかりとサポートしてくれて、よりリラックスした姿勢で座れます。

ヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』の魅力的な特徴をご紹介

ここからは筆者が思う『タクティカルサンセットチェア』の魅力的な特徴を2つご紹介したいと思います。

特徴その1:ハイスタイルチェア

筆者撮影

タクティカルサンセットチェアの一つ目の特徴は、座面高が46cmと高めのハイスタイルな所です。

座面高46cmは一般的な椅子と同じ高さになります。現在主流であるロースタイルチェアと比べると立ったり座ったりの動作が非常に楽に行えます。

筆者撮影

特にお子さんがいるファミリーキャンパーの方は、キャンプ中に何度も立ったり座ったりと忙しいものです。

ハイスタイルチェアは、サッと立ち上がれるため、ロースタイルチェアと比べると腰への負担が断然少なく、筆者のような腰痛持ちには大変重宝します。

特徴その2:ハイバックスタイルチェア

筆者撮影

タクティカルサンセットチェアの二つ目の特徴は、背もたれが長いハイバックスタイルな所です。

腰から頭までをしっかりと支えてくれます。

筆者撮影

座り心地はヘリノックスチェア特有の吊り下げ式なので、ハンモックチェアに座っているような感覚になり、頭まで寄りかかれるハイバックスタイルも相まって、とてもリラックスして座ることができます。

焚火の火を眺めながら寝落ちしてしまうのも贅沢な時間ですね。キャンプはもちろん、デイキャン、パークキャンプ、ベランダキャンプ、ピクニックにと活躍できる場は沢山あると思います。

筆者撮影

ちなみに、『タクティカルサンセットチェア』と似たような形で「チェアツー」と「ビーチチェア」があります。

タクティカルサンセットチェアとの大きな違いは「座面高の違い」です。

タクティカルサンセットチェア46cm>チェアツー34cm>ビーチチェア27cmの順に座面が低くなっていきます。

タクティカルサンセットチェアはハイスタイル、チェアツーはロースタイル、ビーチチェアは超ロースタイルと考えるとわかりやすいかもしれません。

ヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』まだまだあるおすすめポイント

先にお伝えした魅力以外にもおすすめポイントは沢山あるのでご紹介します。

おすすめポイントその1:コンパクトに収納できる

筆者撮影

ヘリノックスの中では大型チェアに分類されますが、本体の大きさを考えるとコンパクトに収納できますし、重量も1.5kg程度なので片手で持ち運べます。

おすすめポイントその2:高い耐久性がある

筆者撮影

シートは頑丈なポリエステル製を採用しており、耐久性や耐荷重の要であるフレームは、非常に高い強度と柔軟性を合わせ持つ素材「TH72M」が採用されています。

筆者撮影

そのため、軽量、コンパクトでありながら耐荷重が145kgと高く、幼子を膝の上に乗せても余裕があります。

おすすめポイントその3:サイドポケットでサクッと隙間収納できる

筆者撮影

シートの両サイドには収納ポケットがあり、スマホやライター、単行本など薄手のものをサクッと収納することができます。

おすすめポイントその4:オプションパーツが盛りだくさんある

筆者撮影 ヘリノックス専用枕

ヘリノックス製品全般に言えることですが、オプションパーツがたくさん販売されているため自分好みにカスタマイズできます。

筆者撮影

例えば、よりリラックスを望むのであれば、背もたれ頂点に付いているベルクロ部分に専用のヘッドレストを取り付けることも可能です。

筆者撮影

ちなみにヘッドレストは筆者も愛用中です。

こちらもコンパクトに収納できて、厚さも自分好みに調整できるので使いやすいです。

筆者撮影

背もたれ裏面にもベルクロが付いているので、お好みのワッペンを付けて自分だけのオリジナルチェアに変身させることもできます。

それ以外にも、ドリンクホルダーやロッキングチェア仕様にするなど、多数のオプションパーツが用意されているため、色々と楽しめますね。

ヘリノックスの『タクティカルサンセットチェア』と『チェアワン』のサイズ感を見比べてみました

「タクティカルサンセットチェア」と「チェアワン」のサイズ感を見比べてみたいと思います。

筆者撮影

直径はあまり変わりませんが、フレームやシートサイズが大きいため収納サイズは11cm程長くなります。

チェアワンの方がコンパクトですが、どちらも片手で持ち運べるサイズになっています。

筆者撮影

ぱっと見た印象はタクティカルサンセットチェアの方が存在感があり、チェアワンはコンパクトで収まりが良い印象です。

どちらも吊り下げ式なので座った感覚は似ていますが、タクティカルサンセットチェアの方が奥行が20cmも長いため、より奥へと包まれている感が強く、背もたれが長い分、さらにリラックスして座ることができます。

筆者撮影

座面高、特にフレーム高は全然違うのが一目でわかりますね。

筆者撮影 左:タクティカルサンセットチェア 右チェアワン

子供の場合チェアワンでも十分にリラックスできるようで、ハイバックチェアはあまり意味をなさないかもしれませんね。

どちらも座り心地は良いですが、よりリラックスモードになりたい時はタクティカルサンセットチェアの方が断然におすすめです。

ヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』組み立て方と収納方法

ここからは組み立て方と収納方法をご紹介したいと思います。

組み立て方法

筆者撮影

内容物はフレーム、シート、収納袋の3点になります。

筆者撮影

まず初めにフレームを組み立てていきます。

フレームはショックコード付きなので、初心者の方でも迷う事はなく組み立てられると思います。

筆者撮影

フレームの組み立ては完成です。

筆者撮影

フレームを組み立てたら、シートを取り付けていきます。

ポール先端(4ヵ所)をシートに差し込むことで簡単に取り付けることができます。

筆者撮影

おすすめの取り付け方は、初めに3ヵ所取り付けます。

筆者撮影

最後の1ヵ所は少し力が必要になるので、椅子を横に倒して体重をかけながらやると楽に取り付けることができます。(硬さは個体差があるようです)

筆者撮影

組み立て完成です。

最後の1ヵ所が硬い場合、小さいお子さん一人では組み立てるのは難しいですが、大人は慣れてしまえば1分程度で組み立てられます。

収納方法

続いて収納方法を見ていきたいと思います。

筆者撮影

はじめにフレームを組み立てとは逆の手順で収納します。

シートは収納袋に収まるように畳んでいきます。基本的に折り目が付いているので迷う事はありません。

筆者撮影

シートを折り畳んだらフレームを乗せてクルクル丸めていきます。

筆者撮影

フレームと一緒に丸めたシートを収納袋に入れたら完了です。

シートさえ外しておけば、小さいお子さんでも収納可能なので、ここはぜひ手伝ってもらいましょう。

ヘリノックス『タクティカルサンセットチェア』のちょっと気になる点と対策

最後は筆者が実際に使用してみて感じた注意点やその対策方法をご紹介したいと思います。

火の粉に弱い

筆者撮影

シートはポリエステル製なので火の粉で穴が開いてしまうこともあります。

焚火をする際は近づきすぎないように気を付けるか、火の粉に強いコットン素材のカバーを使用することで対策しましょう。

強風に弱い

筆者撮影

タクティカルサンセットチェアは約1.3kgと軽く、ゆったりとできるハイバックなのが魅力ですが、一方で風の抵抗をもろに受けやすく、強風が吹くと飛ばされてしまうこともあります。

座らない時は荷物を置いて重しにするか、専用のチェアアンカーを使用することで飛ばされてしまうのを防ぎましょう。

ここは事故が起こる前にしっかりと対策しておきたいところですね。

前面に倒れやすい

筆者撮影

タクティカルサンセットチェアは前面に対しての安定感がやや弱いため、前側だけに体重が掛かるとそのまま前に倒れてしまいます。

特に好奇心旺盛な小さいお子さんは無理矢理にでも一人で座ろうとしますよね。筆者の一番下の子も、少し目を離した隙に一人で座ろうとして転げ落ちてしまい、びっくりしたのかしばらく硬直してました。できる限り目を離さないように気を付けたいところです。

以上が筆者が実際に使用して感じた注意点ですが、上記以外のデメリットは見当たらず、とても快適に末永く使えるアイテムだと感じています。

活躍の場が多いキャンプチェアはお気に入りの物を選ぼう!

筆者撮影

キャンプチェアは、キャンプ、デイキャンプ、パークキャンプにと活躍の場が非常に多いギアなので、お気に入りの一品をゲットしたいところですよね。

今回は筆者お気に入りのチェア、ヘリノックスの『タクティカルサンセットチェア』のご紹介でした。

ハイチェア&ハイバックチェアでリラックスできるものをお探しでしたら、おすすめできるアイテムですので、是非参考にしてみて下さい。

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