ドコモ顧客情報を持ち出しか 委託先の派遣男性を書類送検

 3月に発覚したNTTドコモの顧客情報流出問題で、顧客情報を持ち出したとして、警視庁サイバー犯罪対策課が不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで、業務委託先のNTTネクシア(札幌市)の元派遣社員の20代男性を書類送検していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。21日付。

 NTTドコモは21日、派遣社員だった男性が業務用のパソコンから、個人で契約する外部ストレージ(記憶装置)にデータを不正に送信していたとの調査結果を発表していた。

 流出したのはインターネット接続サービス「ぷらら」と動画配信サービス「ひかりTV」の顧客情報約596万件で、悪用は確認されていない。

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