ラベンダー、爽やかな香り広がる 蒜山の観光施設で見頃

見頃を迎えたラベンダー畑

 真庭市蒜山西茅部の観光施設・蒜山ハーブガーデンハービルで、ラベンダーが見頃を迎えた。22日からは摘み取り体験が始まり、家族連れらが紫色のじゅうたんのように染まった光景と爽やかな香りを楽しんでいる。

 なだらかな丘の約40アールに、香りが高く淡い色合いが特徴の品種「ドリーム」約5千株を植栽。例年並みの今月上旬から咲き始め、花々が夏の日差しに輝いている。訪れた人は特に良い香りの花を吟味して摘み取ったり、雄大な蒜山三座や青空を背景に写真を撮ったりして満喫していた。

 家族4人で訪れた倉敷市立水島小3年生(9)は「紫色の花がいっぱいに広がっていてきれい。とてもいい匂い」と喜んでいた。

 摘み取りは今月末まで体験でき、500円で約100本持ち帰れる。入園料は一般300円、中高生200円、小学生以下は無料。問い合わせは同施設(0867―66―4533)。

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