稲見萌寧は暫定9位浮上も「あと8ホールしかない」

夏空の下、10ホールで4バーディを奪って浮上(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目(22日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6540yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆2788人)

稲見萌寧は10番を終えた時点で競技がストップし、残りが最終日に持ち越された。3番でバーディが先行した後も6、9、10番のパー5でチャンスを決めた。10ホールで4つ伸ばして通算9アンダー。37位から出て、まだスタートしていなかった首位の小滝水音と3打差9位まで迫って“水入り”になった。

「すごく調子がいいわけじゃなく、そこそこで。ぼちぼち、ちょこちょことスコアにつながりました」

競技短縮で8ホールにかける(撮影/中野義昌)

予選カットラインがツアー記録に並ぶ4アンダーになった伸ばし合いのコースにあって、競技短縮が決まったことには複雑な胸中ものぞく。「54ホール(短縮)は考えなかった。(自分は)あと8ホールしかないんですよね。もう1ラウンドあれば、どっちに転ぶかわからないし、暑さで倒れちゃうかもしれないけど、トップ5は目指せたかなと思うから」

自らは8ホールだけの“短期決戦”となる最終日。「いけるところまで頑張ります」と話した。(福岡県糸島市/加藤裕一)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン