猫にカメラを向けると『目をそらす』のはナゼ?3つの理由と写真を撮る時のコツ

1.レンズが目に見えるから

猫の世界では、目を合わせることは敵意があるという意味になります。カメラを向けると猫が目をそらすのは、カメラのレンズが目に見えているということが考えられるのです。それも、猫にとっては、カメラのレンズは相当大きな目に見えることでしょう。恐怖心を覚えてしまっても仕方ありません。

じっと見つめてくる大きな目の相手に向かって、敵意がないということをアピールするために、猫はカメラを向けると目をそらしてしまうのです。

2.シャッターの音が嫌い

猫は、写真を撮る際のシャッター音が苦手ということも考えられます。人間にとっては小さな音でも、聴力に優れた猫には大きな音や、不快な音に聞こえている可能性があるのです。

まして、それが何の音かわかりません。不快感や恐怖心から目をそらしてしまうことが考えられるのです。

3.写真を撮られることが嫌い

かわいい写真を撮りたいばかりに、カメラを持って猫を追いかけ回していませんか。猫はそれが嫌で目をそらしてしまうことが考えられます。

猫はしつこくされるのが嫌いです。何度も同じことを繰り返していると、カメラは嫌なものと覚えてしまう可能性があります。そうなったら、ますます写真を撮らせてくれなくなるでしょう。

写真を撮る時のコツは?

撮影する時はシャッター音を小さくしたり、撮影時間も短くするなど、猫の負担にならないようにしましょう。また、猫に近づき過ぎないよう、少し離れたところから望遠機能を使って撮るようにします。

これらのことに気をつけたうえで、おすすめは「連写モード」です。数が多ければ多いほど、良い写真が撮れている可能性が高いでしょう。

写真を撮る際にご褒美を与えるのもひとつの方法です。猫に、カメラを向けられるとおやつをもらえる!と覚えさせてしまうのです。いいことがあるとわかれば、写真を撮られることに抵抗がなくなるかも知れません。

まとめ

猫の世界には写真というものがありません。カメラが何をするものかも知りません。猫にカメラを向けてもそっぽを向かれてしまうのは当然といえば当然なのです。いい写真を撮りたいというのも人間の都合なのですからね。猫に無理をさせないように気をつけましょう。

なお、撮影の際にフラッシュを使うのは絶対にやめて下さいね。猫を怖がらせるだけでなく、強い光で猫の網膜に障害を引き起こしてしまう危険性もあるようです。

くれぐれも、猫のストレスにならないように配慮して写真撮影を楽しみましょう。

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