ビー玉で科学を学ぼう! 県子ども総合科学館、休館前最後の大型企画展始まる

ビー玉を使った装置で遊ぶ子どもたち

 【宇都宮】県子ども総合科学館(西川田町)の企画展「ビー玉でサイエンス! 〜未来くんのコロコロワンダーランド〜」が22日、同館で始まった。ビー玉を使った約20種類の装置を見て触り、科学のいろいろな法則を学ぶことができる。8月27日まで。

 同館は施設を大規模改修するため、2024年1月から25年9月まで長期休館に入る。今回は休館前最後の企画展で、展示の原点である「体験して理解する」ことをコンセプトにした。担当者は「装置は家でまねできる材料で作った。夏休みの自由研究の参考にもしてほしい」と話す。

 会場には、異なる長さの糸でつるされた10個のビー玉が波のような動きで揺れる「振り子」や、ジャンプ台を使ってビー玉を的に飛ばす「ジャンプ射的」、ビー玉をレンズに見立てて光の屈折を学ぶ「球レンズ」などが並ぶ。

 この日は、多くの親子連れでにぎわい、子どもたちは目を輝かせながら次々と装置やゲームを体験した。家族4人で訪れた佐野市界小2年田村花音(たむらかのん)さんは「いろいろなゲームで遊べて楽しい。振り子の糸の長さによって揺れるスピードが変わっていて、面白かった」と笑顔だった。

ビー玉を使った装置で遊ぶ子どもたち

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