実写版ワンピース、尾田栄一郎「詳しい人ほど作品愛に気づく」

8月31日にNetflixで世界配信されるハリウッド実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』。その本予告映像と新場面写真が公開され、同ドラマのエグゼクティブ・プロデューサーをつとめる原作者の尾田栄一郎が「言っておきます。この作品に一切の妥協はありません!!」と自信を見せた。

Netflixシリーズ「ONE PIECE」8月31日(木)世界独占配信 / (C)尾田栄一郎/集英社

原作コミックは、1997年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載スタート。伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡り、主人公ルフィ率いる海賊・麦わらの一味が冒険に繰り出す壮大な物語で、全世界累計発行部数5億部超の日本を代表するコンテンツだ。

尾田は「撮影が終わってるのに、『ここ、面白くないから世に出せないです!』って事で、再撮影してくれたシーンもいくつもあります。逆に、『こんなシーンルフィらしくないでしょ!!』って言ったのに撮影してみると・・・『イニャキルフィなら成立してる・・・! むしろいい・・・!!』ってシーンもありました」と語り、「実写ならこうしないと不自然って事がたくさん起こりました」と振りかえった。

同ドラマでは、海賊王の夢を抱くルフィ(イニャキ・ゴドイ)が、ゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ)、サンジ(タズ・スカイラー)といった信頼できる仲間たちと出会い、驚きと波乱に満ちた大冒険へ旅立つ姿が描かれていく。

「製作チームは実写のプロであり、はっきり言って、ONE PIECEオタクです。詳しい人ほどスタッフの作品への愛に気づくと思います。よし、これで公開しよう! って決めたのは6月です。頑張ってくれた担当氏は『長かったですね・・・』って泣いてました。笑」と尾田。さらに「苦労したから成功するって世界じゃないけど、僕はもう、製作チームもキャストも大好きなので、早くみんなが世界で賞賛されて欲しいし、万が一、文句が来るなら、僕も一緒に引き受けます!!」とも。同ドラマは8月31日、Netflixにて全世界に配信される。

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