伯桜鵬、北勝富士、豊昇龍の争い 大相撲名古屋場所、霧島負け越し

北勝富士(左)を突き落としで破った伯桜鵬=ドルフィンズアリーナ

 大相撲名古屋場所14日目(22日・ドルフィンズアリーナ)19歳の新入幕伯桜鵬が平幕北勝富士を突き落とし、11勝3敗でトップに並んだ。大関昇進を目指す関脇対決で若元春を小手投げで退けた豊昇龍も3敗を堅持。優勝争いは初の賜杯を狙う3人に絞られた。

 千秋楽で北勝富士が敗れれば、豊昇龍―伯桜鵬の勝者が優勝。北勝富士が勝てば、勝者との優勝決定戦にもつれ込む。伯桜鵬は109年ぶりの新入幕制覇が懸かる。

 途中出場の新大関霧島は朝乃山のすくい投げに屈し、6勝6敗2休で負け越した。若元春は5敗目で大関昇進は絶望的で、昇進が極めて厳しい関脇大栄翔は阿武咲をはたき込んで9勝5敗。

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