千秋楽終了後に大関昇進判断へ 関脇豊昇龍、現在32勝

若元春(下)が小手投げで豊昇龍に敗れる=ドルフィンズアリーナ

 日本相撲協会で番付編成を担う審判部の佐渡ケ嶽部長(元関脇琴ノ若)は名古屋場所14日目の22日、関脇豊昇龍の大関昇進について「千秋楽の相撲を見てから」との見解を示した。部内での臨時会議開催は「何とも言えない」と明言を避けた。

 豊昇龍は14日目を終え、11勝3敗で優勝争いのトップに並んだ。千秋楽は3敗同士で新入幕伯桜鵬と対戦。初優勝の可能性を残している。最後に勝てば、昇進の目安とされる直近3場所合計33勝に到達する。審判部長は14日目終了時点の数字として「難しい成績だ。これが33勝や34勝だったら、話が違うと思う」と説明した。

© 一般社団法人共同通信社