ソフトバンク38年ぶり10連敗 不名誉な球団初の10戦10敗

4回、試合を見守るソフトバンク・藤本監督=ZOZOマリン

 9試合連続で2得点以下と打線が振るわない。ソフトバンクは南海時代の1985年に引き分けを挟んで喫した、38年ぶりの10連敗。球団初の10戦10敗と、不名誉な記録をつくってしまった。藤本監督は「長いトンネルを早く抜けましょう」と疲れた表情を浮かべた。

 3点を追いかける四回だった。3連打で無死満塁の好機をつくると、牧原大の浅めの左飛で三塁走者の三森がタッチアップ。ヘッドスライディングで生還し1点を返すも、続く栗原は遊ゴロ併殺打に倒れる。五回も3安打を集めて1死満塁としたが、三森が変化球を打たされ最悪の投ゴロ併殺打。監督は「得点圏打率が低い」と頭を抱えた。

 オールスター戦を挟んでも暗い雰囲気は変わらず、サヨナラ勝ちした首位オリックスとのゲーム差は6.5に。3年ぶりのリーグ優勝に暗雲が垂れ込めている。

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