ポステコグルー監督、ケインの“バイエルンユニ”持参で会見出席のドイツ人記者に不快感

[写真:Getty Images]

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、バイエルン行きが取り沙汰されるエースに関するドイツ人記者の無礼な質問に憤りを示した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

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今月からトッテナムでの新たな挑戦をスタートしたポステコグルー監督。先日に母国オーストラリアで行われたウェストハムとの初陣では2-3の敗戦を喫したものの、短い準備期間の戦術の落とし込みや志向する攻撃的なフットボールの一端を垣間見せる上々の自己紹介となった。

そして、現在はオーストラリアからタイに移動し、23日にはイングランド代表MFジェームズ・マディソンと、元イングランド代表MFハリー・ウィンクスの古巣対決にも注目集まるレスター・シティ戦が控えている。

そのレスター戦前日となった22日には現地で記者会見が実施されたが、その会見の場ではバイエルン行きが取り沙汰されるイングランド代表FWハリー・ケインに関する新たな情報を求めたドイツ人記者の無礼な振る舞いが会見場に緊張をもたらすことになった。

ドイツ『ビルト』で働くジャーナリストのマックス・シュレーダー氏は、今回の会見にケインのネームと9番の番号が入ったバイエルンのレプリカユニフォームを持参。

そして、自身が質問者となったタイミングでそのユニフォームをポステコグルー監督に向けて掲げると、「なかなか良さそうじゃないですか?」と挑発的な質問を投げかけた。

これに対して、オーストラリア人指揮官は「何のことを言っているのか分からない」と、不快感を隠さず。

さらに、「笑いは取れたかい? 取りにきたものは手に入れられたか? たぶん? それは良かった。このためだけに遠路はるばる来てくれたんだね、ありがとう」と、皮肉を交えながらも最終的には大人な対応でいらぬ混乱を避けた。

今回の同記者の行動はあくまで個人の判断で行ったものと見られるが、トッテナムの徹底抗戦によって新エースストライカー獲得が難航するバイエルン陣営では、先日にウリ・ヘーネス名誉会長がケインがミュンヘン行きを熱望していると発言したことが物議を醸している。

そういった事情もあってポステコグルー監督やダニエル・レヴィ会長は、より態度を硬化。バイエルンの首脳陣としてはヘーネス名誉会長に続く“部外者”の不要な振る舞いに対して、トッテナム陣営以上にフラストレーションを溜めているかもしれない。

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