クラスター弾で独カメラマン負傷 ロシア軍攻撃、兵士1人死亡

8日、ウクライナ東部ドネツク州の前線付近で、ロシア軍の攻撃で破壊された住宅の前を歩くウクライナ軍の兵士(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ドイツ公共放送ドイチェ・ウェレは22日、ウクライナ東部ドネツク州で取材中だったカメラマンのエフヘン・シルコさんがロシア軍のクラスター(集束)弾による攻撃で負傷したと発表した。シルコさんは病院に運ばれ、命に別条はない。この攻撃でウクライナ兵1人が死亡したとしている。

 ドイチェ・ウェレによると、シルコさんは前線から23キロ離れた場所でウクライナ軍の訓練を取材していた。

 一方、ロシア国防省は22日、南部ザポロジエ州で取材していたロシア紙イズベスチヤなどの記者団がウクライナ軍のクラスター弾で攻撃され、国営ロシア通信の従軍記者1人が死亡、3人が負傷したと発表した。

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