「カブト虫の里」開所 茨城・常陸太田 豊かな自然楽しんで

カブトムシを探す参加者=常陸太田市折橋町

茨城県常陸太田市里美地区の雑木林で、子どもたちがカブトムシなどの虫取り体験ができる「カブト虫の里」がオープンした。親子連れなどが取り方や飼育方法などの説明を受けた後、林に入って大きなカブトムシやクワガタムシを捕まえようと夢中になっていた。

同里の運営は、地元の住民グループ「折橋芸(能・農)部」(弓野征司代表)で、東日本大震災で被災した子どもたちを励ますため、2012年から、宮城県気仙沼市を訪ねて保育園児らに約千匹のカブトムシを贈っている。これをきっかけに里美地区の豊かな自然の中でカブトムシやクワガタを捕まえ、楽しむ体験事業を立ち上げた。

弓野代表は「12年目を迎えたが、なかなかできなくなってきているカブトムシなどの虫取り体験を自然の中で楽しんでもらえれば」と話している。

開催日は8月12日までの土、日、祝日。入場料は大人300円、小学生以下200円。虫取り体験1300円(飼育セット付き)。2日前までに予約が必要。問い合わせは同里(弓野さん)(電)080(1202)4242。

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