入善ジャンボ西瓜 出来上々! 富山県のJAみな穂で品質査定会

入善ジャンボ西瓜に入刀し、断面を見せる関係者=JAみな穂あいさい広場

 入善ジャンボ西瓜(すいか)の品質査定会が22日、富山県入善町入膳のJAみな穂あいさい広場であり、シーズンの到来に合わせて関係者が出来栄えを発表した。「大きさ、甘み、シャリ感の三拍子そろった上々の作柄」という。

 入善ジャンボ西瓜は名前の通り巨大で、ラグビーボールのような形をしている。120年以上前に栽培が始まり、主に贈答用として出荷される。今年は町ジャンボ西瓜生産組合の組合員10人が計3.4ヘクタールで栽培。8月中旬までに計約7500個の出荷を見込む。21日までに収穫したスイカの平均サイズは縦42センチ、横29センチ、重さ17キロ。糖度は約12度で十分に甘く育った。

 査定会で生産組合の高見薫組合長が「豪雨に猛暑と大変な思いだったが、おいしく育った」とあいさつ。尾島聡県新川農林振興センター所長が講評し「気温が高く、降水量も平年並みで順調に生育し、見事なスイカに仕上がった」と太鼓判を押した。

 高見組合長、細田勝二JAみな穂組合長、竹島秀浩副町長がスイカに入刀し、真っ赤な断面を披露した。会場に集まった住民らに切り分けて振る舞われ、「みずみずしい」「さっぱりとした後味がいい」とおいしそうに頰張った。

 さわすぎ、ひばり野両保育所の年長児はスイカの衣装でかわいい踊りを繰り広げた。

振る舞われたスイカを受ける来場者
スイカをおいしそうに頬張る子どもたち
元気いっぱいの踊りを披露する園児

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