27歳のハリウッド女優「虚栄心を消すために頭を剃った」より説得力のある演技を追求

女優フローレンス・ピュー(27)は、虚栄心を消すために頭を剃ったことを明かした。5月に開催されたメットガラで、刈り上げヘアスタイルでレッドカーペットに登場し話題に。髪をすべて刈り上げた理由を、外見を変えることで、スクリーンでより説得力のある演技ができると信じているためだとラジオ・タイムズ誌の取材に対し語った。

「私は意図的にそのような外見を選んだの。虚栄心を排除したかったのよ」「ハリウッドは、とても華やかなところ。特に女性にとってね」「でもグラマラスさやフルメイクが必要ないときは、いつもそうでない状態でいようと戦っているわ。それが観客の助けになる。虚栄心が消えてそのとき観客が見ることができるのは、その俳優の生の顔だけなのよ」

またフローレンスは、ハリウッドの華やかさに目がいってしまうこともあるため、メイクを薄くすることが型にはまらない役を演じるのに役立っていると信じているという。「メイクを薄くすると、スクリーンの中でキラキラした存在じゃなくなるから助かるの。それに醜い顔をしても許されるような気がするの」

「どんな小さい役でも、どんなぼんやりしたキャラクターでも、引き伸ばすのが大好きなの。どうやって勇気を振り絞ったのかわからないようなこともあるけれど、崖から自分を突き落としておいて、翼が出てくることを願っていたようなものね」

21日に全米で公開される新作映画『オッペンハイマー』で、フローレンスはオッペンハイマーの愛人と目される精神科医のジーン・タートロックを演じている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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