走攻守 “すぐトップレベルに” 広島カープ・ドラフト7位 久保修 「世の中に知ってもらいたい」解説・天谷宗一郎さんがほれた

RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが、才能にほれこんだ広島カープの2022年ドラフト7位・久保修 選手―。天谷さんの “ラブコール” に応える形で、2軍にいる本人へのインタビューが実現しました。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
「じゃあ、久保選手、よろしくお願いします。

広島カープ 久保修 選手
「よろしくお願いします」

天谷宗一郎 さん
「今回のインタビュー、ぼくが『無理やりやらしてくれ』って言いました。世の中に久保選手を知ってもらいたいからです」

天谷さんがいち押しする選手は、ことし、ドラフト7位で入団した 久保修 選手です。出身の大阪観光大学からは、創部初のプロ野球選手。天谷さんは、久保選手が入団して、初めての練習を見たときから才能にほれ込んでいたんです。

天谷宗一郎 さん
「ぼくが初めて久保選手を見たのは、春のキャンプだったんですけども、そのときからすごい選手が入ってきたなと。見ていて、かっこいいというか、“アスリート型” の外野手が来たと。華があるっていうふうに注目していたんですけど、一番のセールスポイントを教えてもらっていいですか?」

久保修 選手
「自分は、守備・肩っていう部分もそうなんですけど、やっぱり走攻守っていうのをすごく目標にしている部分なので。今、一番の課題はバッティングなんですけど、自分のアピールポイントとしては守備っていう部分にはすごく自信を持ってやっています」

本人も武器として自覚している守備力は、2軍コーチ陣のお墨付き。廣瀬純 コーチからは、「このまま成長できれば、お金が取れる」―。

天谷宗一郎さん
「最大級のほめ言葉ですね」

新井良太 コーチからは、「肩の強さと足の速さが魅力的」と言わしめるほどです。さらに春のキャンプを見た天谷さんも絶賛でした。

天谷宗一郎 さん ことし2月
「(守備・肩が)別次元じゃないかなと。すぐにトップレベルにいきそうなポテンシャルじゃないかなと思います」

しかし、誰もが認める肩・守備力を持つ久保選手ですが、プロ入りから半年、決して順調とは言えませんでした。

天谷宗一郎 さん
「どうですか、イメージ通りに来ているのか? それとも、ちょっとイメージ通りじゃないのかなっていうのは、どっちの方が大きいですか?」

久保修 選手
「全くイメージ通りじゃないのが大きいです。やっぱり(プロの)実力はすごいっていうのはわかっていましたし、それを、入ってもちろん感じているんですけど、やっぱり体力のなさだったり、けがっていうのにすごく悩まされたので」

春のキャンプが始まってまもなく右手首を負傷。その後、実戦復帰を果たすも、プロの過酷な環境に適応するのに苦労しています。

久保修 選手
「今までは結果をすごく重視していたんですけど、まずはそこじゃないなっていうのをすごく感じたので。やっぱりけがをしてしまったら、野球もできなくなってしまうので、しっかり練習だったり試合っていうのをすごく経験できるようにっていうのを心がけています」

1軍の舞台で活躍するためにも、今は我慢の時間―。15日には、ファームで初盗塁を記録し、着実にその実力に磨きをかけています。

走攻守全てがそろう、天谷さんいち押しの選手の今後にみなさん、注目してください。

天谷宗一郎 さん
「走り方がはねるように走る。そういうところも好きです(照れ笑)。告白してしまった…」

「広島東洋カープ、背番号56番の久保修です。まだまだカープのファンのみなさんにも知られていることは少ないですけど、これから1日でも早く自分の舞台で活躍して、カープの戦力としてがんばっていけるように…、がんばっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

◇ ◇ ◇

天谷宗一郎 さん
「タイプでいえば、ソフトバンクにいる 柳田悠岐 選手、右利きの柳田選手のように近い将来なれるんじゃないかと。同じアスリートとして、すごくかっこよさが出る選手なんですよね。なので、みなさん、ぜひ注目してもらいたい。

青山高治キャスター
「そういうところも好き?」

天谷宗一郎さん
「そうなんです。ぜひ、みなさん、覚えておいてもらいたいなと思います」

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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