リンゴ・スター 「最後」のビートルズ曲に感動 1978年作『ナウ・アンド・ゼン』との説も

リンゴ・スター(83)が、「最後」のザ・ビートルズの曲を「美しく感動的」と表現している。この曲はポール・マッカートニーがAIを使って完成させた曲。その後ポールはBBCのラジオ番組『トゥデイ』で詳細を明かしていたところだ。

生前のジョン・レノンとジョージ・ハリスンの本物のレコーディングを使った同曲について、今回リンゴはバラエティに話している。「AIありきじゃない。僕らが何か真似事をしているというものじゃないんだ」「実際のジョンの声、ポールの声とベース演奏、ジョージのリズムギターに僕のドラムさ」

「新しいのはポールのベースと僕のドラム。数か月前にここで実際に僕がやったものだよ。うまくいったんだ」「美しい曲さ。あらゆる狂気が周りを渦巻いていたけど、それでも美しい曲だ。そして僕らの最後の曲」

インタビューによると、この曲はポール、リンゴ、ジョージが最初1990年代に、ジョンが書いた曲が見つかり、それを基に完成させようと試みたものだという。

ポールが最近になって同曲の制作に取り掛かったことについて、リンゴはこう続ける。「わからない。ポールは、その日暇だったんだろうね」「彼はこう言ったよ、『僕らがやったあの曲覚えている?ちょっと作業してみたくない?』って」「感動的だよ。僕ら4人がそこにはいる。そしてそれはもう2度と叶う事のないものだ」

ちなみに新曲は1978年に作られた『ナウ・アンド・ゼン』だと、ファンの間では噂されている。今回ポールはAIの技術により古いデモトラックからジョンのボーカルの抽出に成功、こう話していた。

「僕らのビートルズプロジェクトに関して、素晴らしい反応をもらい嬉しいね。今年、皆とシェアするのを一番楽しみにしているのは僕らさ」「この曲に関してちょっとした混乱や噂があるみたいだけど。今の段階ではあまり言えない。でも確かな事は、人工的だったり合成的に作られたものは一切ないということ。全てはリアルで、僕ら全員がプレイしている」「すでにあるレコーディングをクリーンアップしたんだ。何年も前から使われている過程さ。僕らと同様みんなが気に入ってくれることを願うよ。詳細は後ほど」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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