首位レンジャーズに痛手 「隠れ首位打者」のシーガーがIL入り

すでに4月中旬から5月中旬まで1ヶ月ほど、コリー・シーガー抜きでの戦いを強いられたレンジャーズだが、ア・リーグの「隠れ首位打者」として高打率を残している好打者を再び欠くことになってしまった。日本時間7月23日、レンジャーズはシーガーを右手親指痛のため10日間の故障者リストに登録したことを発表。シーガーは前日のドジャース戦の8回裏、二塁へスライディングした際に右手親指を痛めていた。「痛みがある。不運だった」とシーガー。骨折はしておらず、最短の10日間で復帰できる可能性も残されているようだ。

レンジャーズ移籍2年目のシーガーは現在29歳。今季ここまで66試合に出場し、打率.350、15本塁打、58打点、OPS1.044という好成績を残している。故障離脱していた期間があるため、規定打席にはわずかに届いていないものの、不足分を凡打として計上しても打率はリーグトップとなるため、ルール上ではシーガーが首位打者。ただし、今回の離脱が長期化すれば、規定打席との乖離が大きくなり、シーガーが首位打者のタイトルを獲得するのは難しくなる。メジャー1年目での首位打者を狙う吉田正尚(レッドソックス)にとっては、シーガーの離脱は追い風となるかもしれない。

レンジャーズは4月にシーガーが離脱した際、代役の遊撃手にエゼキエル・デュランを起用。今回もデュランを遊撃に回し、シーガーの穴を埋めることになるとみられている。デュランは今季がメジャー2年目、まだ24歳という若手選手で、2021年7月にレンジャーズがジョーイ・ギャロをヤンキースへ放出した際、対価の4選手のうちの1人として加入。今季はここまで76試合に出場し、打率.294、13本塁打、37打点、OPS.845と期待以上の成績を残している。デュランには前回と同様、シーガーが復帰するまで、その穴を埋める活躍が求められる。

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