天空からの贈り物…鴻巣で新酒「こうのとり」が誕生 純米酒と「初心者でも飲みやすい」発泡純米酒の2種

酒「天空の里こうのとり」2種類をお披露目する(左から)小森順一社長、新保社長、石崎智子さん=20日、鴻巣市商工会館

 埼玉県鴻巣市鎌塚のあたらしや酒店(新保社長)は20日、鴻巣市商工会館でコウノトリにちなんだ新酒「天空の里こうのとり」2種類を発表した。純米酒(720ミリリットル1540円・税込み)と発泡純米酒(300ミリリットル930円・税込み)で、21日から同店などで販売を始めた。

 同市明用の鴻巣市コウノトリ野生復帰センター「天空の里」を意識。「天空からの贈り物」「幸せを運ぶ酒」をキャッチフレーズにした。鴻巣市の由来となった「こうのとり伝説」が残る鴻神社で祈願もしている。

 新社長は「加須市の蔵元釜屋さんに造っていただいた。とてもおいしい酒」と紹介。新善吉店長は「純米酒には鴻巣市産のお米を一部使っていただいた。鴻巣市は花と人形のまち。食べられる花エディブルフラワーとのマッチングも提案した」と話した。

 釜屋の小森順一社長は「純米酒は味がしっかりとした、うまみのある酒。食事全般に合う。純米発泡酒は甘酸っぱい、シャンパンのような味わいのある酒。日本酒初心者でも飲みやすい」と特徴を話した。

 会場には、エディブルフラワー生産者・大嶋花卉(かき)園芸の大嶋佳奈さん、モデルで鴻巣市観光大使の石崎智子さんも駆け付け、華やいだ雰囲気。2種類の新酒の販売に多くの人が期待を寄せた。

 問い合わせは、あたらしや酒店(電話048.548.0045)へ。

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