クラシックカーで公道を走る「アジア自動車ラリー茨城・千葉2023」が22日、スタートした。水戸市三の丸1丁目の県三の丸庁舎をスタートし、大洗磯前神社や筑波山を回るルートを走り抜けた。往年の名車が次々と姿を見せ、沿道の人を楽しませた。
ラリーは今回が初開催。1泊2日の日程で、1913年から93年までに製造された約40台のクラシックカーやスーパーカーが、千葉県木更津市のゴールに向けて走る。コースは約400キロに及ぶ。
県三の丸庁舎をスタートした車列は、県内の主要道路を走行。普段は自動車の乗り入れが禁止されている偕楽園やいばらきフラワーパーク、茨城空港(百里基地)、竜ケ崎飛行場などがチェックポイントに設定され、施設内も巡った。
愛車の「オースチンヒーレー100-4」で出場したクレイジーケンバンドの横山剣さんは「父の古里である水戸でスタートできて感慨深い。真夏のラリーは初めてだが、何とかゴールまで走り切りたい」と意気込んでいた。
実行委員の津根一欽さんは「博物館にあるような車が実際に動くのが魅力。車の文化を育てるためにも小さな子どもたちに見てほしい」と語った。