敦賀駅~城崎温泉駅を直通、臨時列車を運行 10月~11月、JR西日本発表

敦賀駅~城崎温泉駅、2023年10~11月に運行する臨時列車のルート

 JR西日本は7月21日、敦賀駅(福井県敦賀市)から小浜線を経由し、兵庫県北部の城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)を結ぶ臨時列車を10~11月に運行すると発表した。各駅で地元の特産品などを販売。大型観光キャンペーン「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」のプレDCが今秋開かれるのに合わせ、沿線地域の観光資源や魅力をアピールする。

 同区間では2024年秋の北陸DCに、ハイグレードな新型観光列車が期間限定で運行することが決まっている。DCに先駆けて臨時列車を走らせることで、新型観光列車の運行に向けた機運を盛り上げていく。同区間で直通列車を運行するのは初めて。

 運行は10月7日~11月19日の土、日曜で、敦賀発城崎温泉行き4本、城崎温泉発敦賀行き4本の計8本。特急はまかぜに使用しているディーゼル車「キハ189系」を走らせる。

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 小浜駅では鯖寿司(ずし)や笹(ささ)漬け、若狭本郷駅(おおい町)ではへしこ風味のポテトチップスや梅あられなどを販売。車内では「BRIDAL LAND WAKASA(ブライダルランドワカサ)」(若狭町)によるドレスファッションショーで乗客をもてなす。

 乗車券込みの旅行商品は各旅行会社で販売する。料金など詳細は決まり次第、日本旅行などのホームページで知らせる。

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