元なでしこMF川澄奈穂美が新潟レディースに加入! アメリカで多くの実績残しWEリーグ初参戦「全身全霊で闘います」

[写真:Getty Images]

WEリーグのアルビレックス新潟レディースは23日、元なでしこジャパンのMF川澄奈穂美(37)の加入を発表した。

川澄はクラブを通じてコメントしている。

「アルビレックス新潟ファミリーの皆様こんにちは、川澄奈穂美(かわすみなほみ)です。今季、アルビレックス新潟レディースに所属することになりました。魅力溢れたクラブの一員になれることを心から嬉しく思っています」

「なでしこリーグ時代にとても印象的だった“アルビのゴール裏”。サポーターの皆さんの迫力が凄くて、ここだけの話対戦するのがとてもイヤでした。これからは「この選手を応援したい!」と思ってあのご声援を沢山浴びせていただけるように頑張ります」

「生“アイシテルニイガタ”チャントも楽しみで仕方ありません。勝つ喜びも負ける悔しさも、様々な感情をファン・サポーターの皆様と共有できますように」

「サッカー選手としてアルビレックス新潟レディースのために全身全霊で闘いますので、皆様の熱いご声援をどうぞよろしくお願いいたします」

日本体育大学から2008年にINAC神戸レオネッサへ加入した川澄は、なでしこジャパンの一員として2011年のドイツ女子ワールドカップ(W杯)優勝に貢献。2014年3月にアメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のシアトル・レインFC(現:レインFC)へと半年間の期限付き移籍し、初の海外挑戦を果たした。

2016年6月にシアトル・レインFCへ完全移籍すると、INAC神戸へのレンタルを経て2019年1月にゴッサムFCの前身となるスカイ・ブルーFCへ。日本人選手として初めてNWSL通算100試合出場を達成するなど、アメリカでは150試合以上に出場し、22ゴール26アシストを記録。レギュラーシーズンのアシスト数は、アメリカ女子代表のFWアレックス・モーガン(サンディエゴ・ウェーブ)とリン・ウィリアムズ(ゴッサムFC)に次ぐリーグ歴代3位タイとなっている。

NWSLのレギュラーシーズンで通算20ゴール25アシスト以上を記録した6選手のうちの1人と、リーグ屈指のプレーヤーだったが、今季は出番が激減し途中出場の3試合のみにとどまり、8日に退団が発表されていた。

新潟レディースはWEリーグ1年目を8位、2年目は10位と下位で苦しむ事に。3年目のシーズンは、経験豊富なベテランがどこまでチームを盛り上げるのか注目だ。

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