横浜FM戦控えるシティDFアケ、多忙でも日本には好印象「街の人たちはとてもフレンドリーで優しい」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのオランダ代表DFナタン・アケが「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2023 powered by docomo」へ向けた前日会見に臨んだ。

昨季のプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)と、三冠を達成したシティが、アジアツアーの一環として23日に昨季のJ1王者、横浜F・マリノスの国立競技場で相まみえる。

2020年夏にシティへと加入した当初は限定的な出場機会だったアケだが、昨季は出場数のみならず存在感も増し、トレブル達成に大きく貢献した。

多忙なスケジュールで迎えるゲームだが、日本や日本サッカーへは非常に好意的な印象を抱いているようだ。

「確かに日本に着いてからとても忙しいですけれども、でも楽しい時を過ごしています。練習もあって少しCM関係の仕事もしているけれど、街に出て観光もしています。この街の人たちはとてもフレンドリーで優しいですね。ホテルの方々もとても感じが良いですし、チームとしてクラブとして日本に来ることができて、喜ばしく思っています」

「それから日本の選手についてですが、何人かプレミアリーグでプレーしている選手もいますし、トップの選手としては三笘(薫)選手(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)が有名だと思います」

「明日対戦する相手に関してはビデオを見ていますし、監督もいくつか予想すべきことについて話をしているので、いい試合ができればと思っています」

去年はアメリカ、今年は日本と韓国を周るシティ。アケ自身も「アメリカでも日本でもクラブの認知度が高まっているし、クラブとしてこの市場で成長していると思います」と、クラブの影響力が拡大していると感じているようだ。

また、横浜FM戦は新チームが立ち上げって最初の試合となる。その中でアケは「戦術を試す必要はあるが、今大切なのはシーズンに向けての準備を整えること」と、コンディションを取り戻すことに重点を置きたいと語った。

「この時期に大事なことは、まずリズムを取り戻してフィットネスレベルを高めて、そしてチームとしてプレーすることの感触を確かめることです」

「もちろん、あと2週間くらいでシーズンが始まりますから、ある程度の戦術を試してみる必要があります。ただやはり、今の段階で大切なことは、シーズンに向けての準備を順調に整えることですので、今ここで数試合行えるのは極めて大事だと思っています」

© 株式会社シーソーゲーム