横浜市衛生研が施設公開 来月、4年ぶり 感染症など身近な危険紹介

横浜市役所

 感染症の調査研究などに取り組む横浜市衛生研究所(同市金沢区)は8月5日、施設内部を4年ぶりに一般公開する。新型コロナウイルス禍で注目度が高まった感染症をはじめ、食中毒や化学物質といった身近に潜む危険を題材に、有用な情報を分かりやすく紹介する。予約不要で参加無料。

 研究所の業務内容を広く知ってもらうため、検査や研究の対象となっている分野ごとに体験型の企画や展示を用意する。職員によるミニ講座では、新型コロナの現状や検査方法に加え、足元で流行している感染症と予防策を説明する。

 新型コロナの感染拡大初期から現在までを振り返る年表や、食品に残留した農薬の検査方法を解説するパネルも展示。感染症の基礎知識が学べるカードゲームの体験会や、握力測定などの「おためし健康チェック」も開催する。

 担当者は「大人も子どもも楽しめる内容。夏休みの自由研究にぜひ」と参加を呼びかけている。

 午前9時半~午後4時。問い合わせは同研究所電話045(370)8494。

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