韓国からヨットで来県の6人、海上から辺野古新基地建設に抗議 「米軍基地NO」旗掲げ 沖縄

 【辺野古問題取材班】ヨットで東アジアを航海し、平和のメッセージを伝える韓国の共平海(コンピョンヘ)プロジェクトのメンバー6人は22日、名護市辺野古の海上で新基地建設に反対する抗議行動に参加した。ヨットはヘリ基地反対協議会のカヌー13隻と共に大浦湾に集結し「戦争ではなく平和をつくっていこう」と声を上げた。

 韓国のメンバー6人は6月に韓国・済州島を出発し、鹿児島県を経て18日に名護市の汀間漁港に到着した。今後ヨットで座間味島、宮古・八重山を経て台湾を訪れ、現地の人たちと平和を訴える。

 この日は大浦湾のK9護岸付近で県民とともに「辺野古新基地反対」「米軍基地NO」などと書かれた旗を掲げた。

 プロジェクトのリーダーで船長のソン・ガンホさん(65)は「ここにも大きな基地が造られようとしている。もし世界中に基地が造られたら戦争につながるだろう」と述べ、建設中止を訴えた。

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