大阪で4年ぶりギャルみこし、合言葉は「ギャルしか勝たん!」

『大阪天満天神祭』を彩る祭典「天神祭女性御神輿」、通称「ギャルみこし」が7月23日に開催。しばらく休止していた名物イベントが復活し、会場の「天神橋筋商店街」(大阪市北区)付近は熱狂に包まれた。

1基200kgある神輿をギャルたちが担ぐ『天神祭女性御神輿(ギャルみこし)』の様子(7月23日・大阪市内)

■ 80人のギャルが集結、合言葉を叫ぶ

今年で第40回目となる「ギャルみこし」。毎年天神祭の前日に開催されていたものの、コロナの影響で2019年よりやむなく休止。4年ぶりに復活を果たした今年は、186人もの応募があったという。

そのうち、オーディションを勝ち抜いた15〜33歳の女性80人が2グループに分かれ、200kgもの神輿を交代で担ぎながら各地点を練り歩いた。

スタート地点の「四番街御旅所」には多くの人々が詰めかけ、なかにはギャルたちを写真に収めようとカメラを構える人の姿も。猛暑のなか水分補給をしながら待っていると、「わっしょい! わっしょい!」と笑顔を弾けさせながらギャルたちが登場。

「天神橋筋商店街」で元気いっぱいに大阪締めをするギャルたち(7月23日・大阪市北区)

それぞれのグループで円陣を組み、「ギャルしか勝たーん!」「パワー!」とエネルギッシュに合言葉を叫んだ。そのうちの1人、小川奈美さんは6年前にも参加したそうで、前回を振りかえりつつ「やっぱりコロナ禍が明けて、今日はみんなの気合いがすごいです」と感慨深げな様子を見せていた。

この日のため、筋トレで体力作りに励む人もいるそうで、約4kmもの行程をギャルたちはパワフルに巡行。その後、神輿は最大の見せ場である「大阪天満宮」に到着し、終盤に差し掛かり暑さはいよいよピークに達したものの、盛り上がりは最高潮に。さすがのギャルたちも疲れた様子ながら、笑顔は絶やさず「がんばれ!」「わっしょい!」と声をあげ続けていた。

取材・文・写真/つちだ四郎

『天神祭女性御神輿(ギャルみこし)』

日時:2023年7月23日(日)・11:30~17:00
場所:大阪天満宮、天神橋筋商店街

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