【写真あり】天理が1年生「赤埴幸輝」の一発などで快勝 準決勝は高田商業と対戦【奈良|2023年 夏の高校野球準々決勝】

【写真あり】天理が1年生「赤埴幸輝」の一発などで快勝 準決勝は高田商業と対戦【奈良|2023年 夏の高校野球準々決勝】

2023年7月23日(日)、高校野球夏の奈良県大会(第105回全国高校野球選手権奈良大会)の準々決勝が行われ、第2試合で「天理-磯城野」が対戦。
天理が磯城野に11-0(6回コールド)で勝利した。なお、準決勝では高田商業と対戦する。

1年生「赤埴幸輝」の一発が飛び出す

天理・赤埴幸輝選手

天理は1回に、赤埴克樹選手のタイムリーで1点を先制する。
しかし、磯城野のキャプテンでエースの巽亮真投手をなかなか捉えられず4回までに2点しか奪えない展開。

天理は5回に相手のエラー、木下大輔選手の犠牲フライなどで3点を追加。

そして6回。
天理は赤埴克選手のツーベースなどで8-0とすると、最後は赤埴克選手の弟で1年生の赤埴幸輝選手がライトスタンドへのスリーランで11-0。

投げては2年生麻田悠介投手が5回を被安打3、最後は3年生で背番号19の嶋川雄大投手がともに無失点で抑えて11-0(6回コールド)。

天理が今大会初のコールド勝ちで準決勝進出を決めた。

天理・麻田悠介投手

天理・木下大輔選手

天理・下林勇希主将コメント

ー今日の試合に点数を付けるとしたら何点ですか?

「65点ですかね。最後はコールドで試合が終われたのですが、序盤で点が取れなかったところは反省しています。前回の試合でもフライアウトが多く、そこが課題でした。今日も序盤はフライアウトが多く、相手にプレッシャーをかけ続けられなかったので、やはり厳しい試合となってしまいました。ただ、チームとして収穫もありました。エースの中川が投げなくても無失点で抑えられましたし、1年生の赤埴幸輝も活躍してくれました。チーム総に厚みが出たことに関してはよかったと思います。」

ーそれでは準決勝の高田商業戦について意気込みを教えてください。

「他のチームよりもどんどん振ってくる印象があります。勢いもあるチームなので、ピッチャーはうまく逸らしながら、守備でもしっかり守り、点が取れるところで取っていけば勝てると思います。」

コールド勝ちでも厳しい点数をつけるあたりが奈良県を代表する強豪校の主将ならでは。
同じくコールド勝ちした高田商業相手にどんな戦いを見せてくれるのか?

磯城野・巽亮真主将コメント

ー今日の試合を振り返っていかがでしたか?
「振る力がすごい強かったです。序盤はよかったのですが、打席が回るごとに相手に慣れさせてしまい、最後は一発を打たれたので、もっと1回1回球種などを変えながらやっていけば、うまく抑えられたのかなーと思います。」

ー序盤は天理打線相手にもしっかり抑えられていましたね
「そうですね。インコースを軸にコントロールがよく抑えられましたが、5回のグランド整備を終えて、自分が投げたいコースに行かなくなり、甘くなったところを1スイングで仕留めてくるあたりがすごいと思いました。」

ー地元奈良県での高校野球生活を終えて
「春は智辯学園さんと、夏は天理さんとあたって敗れたのですが、三振が取れて自信にはなりましたし、今後の思い出になります。奈良県は学校数が少ないので1、2回勝つとベスト16とかになれるので、野球をしていて自信になります。それに雨があまり降らないので、外に出てボールを使った練習ができるのはいいところかと思います。」

と答えてくれた。
最後まで目に涙を浮かべながらも、一生懸命答えてくれた主将。

今日の試合はベンチも含めて3年生が3人と1、2年生中心のチーム。
ベスト8まで勝ち上がった自信を付け、秋にはどのような戦いを見せてくれるのか楽しみでならない。

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