豊昇龍が初優勝、決定戦制す 12勝3敗、名古屋場所

大相撲名古屋場所で初優勝を果たし、日本相撲協会の八角理事長(右)から賜杯を受け取る豊昇龍=23日、名古屋市のドルフィンズアリーナ

 大相撲名古屋場所は23日、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで千秋楽を迎え、東関脇豊昇龍(24)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=が12勝3敗で初優勝を果たした。優勝決定戦で西前頭9枚目の北勝富士を押し出しで下した。

 本割では新入幕で西前頭17枚目の伯桜鵬との3敗同士の対戦を上手投げで制した。19歳の伯桜鵬は109年ぶりとなる新入幕優勝を逃した。

 豊昇龍は史上4位の優勝25度を誇る元横綱朝青龍のおい。3人が3敗で千秋楽を迎えた混戦を制した。

大相撲名古屋場所千秋楽の優勝決定戦で、北勝富士(右)を押し出しで破り初優勝を果たした豊昇龍。大関昇進を確実にした=23日、名古屋市のドルフィンズアリーナ

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