第105回全国高校野球選手権記念岡山大会第13日は23日、倉敷市のマスカットスタジアムで準決勝があり、倉敷商と山陽が25日の決勝に駒を進めた。倉敷商は5年連続20度目(2020年の代替大会を含む)、山陽は2年ぶり3度目の決勝進出。
倉敷商は二回に三宅、岩谷、吉森の3連打で先制すると、13安打の打線が着実に加点。右の和田、左腕増田の継投も決まり、6―2で理大付を振り切った。山陽は先発三宅が6回2失点と好投。三回に湯浅の適時打で先手を取り、七回は土井のスクイズなどで一挙5点を奪い、光南に9―2で七回コールド勝ちした。
決勝はマスカットスタジアムで25日午前10時開始予定。倉敷商が勝てば2年ぶり12度目、山陽なら6年ぶり2度目の夏の甲子園出場となる。
▽準決勝
倉敷商 逃げ切る
倉敷商
010200003|6
000001100|2
理大付
▽暴投 和田
【評】倉敷商は二回1死一、三塁で吉森が中前に先制打。四回は津本の中前適時打と和田の中犠飛で2点を加えた。13安打は全て単打とミート重視でつなぎ、九回は広野の右前適時打など4安打を集め、ダメ押し。3戦連続となる和田―左腕増田の継投で逃げ切った。
理大付は鷹取の適時打などで反撃に出たが、粘投の左腕高橋が九回に力尽きた。
山陽が快勝
光南
0000020|2
0013005x|9
山陽
(七回コールド)
▽暴投 村上、三宅▽ボーク 小玉
【評】山陽が快勝した。三回、左前打の田内が二盗し、湯浅の右前打で先制。四回に山崎の内野強襲の適時打やボークで3点を加えると、七回は飯田の適時打などで5点を奪い試合を決めた。先発の三宅は切れのある直曲球で6回を3安打2失点にまとめた。
光南は六回に藤田の2点左前打で反撃したが、七回に救援陣が打たれ、守りも乱れた。