親善試合で来阪したC・ロナウド「5度目の日本でうれしい」

サッカー界のスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウド選手が、2022年末に電撃移籍したサウジアラビアの強豪「アル・ナスル」の一員として来日。7月25日のパリ・サン=ジェルマン戦(ヤンマースタジアム長居)を前に、23日に「ホテル日航大阪」(大阪市中央区)で記者会見をおこなった。

記者会見をおこなったクリスティアーノ・ロナウド選手(7月23日・大阪市内)

ルイス・カストロ監督、タリスカ選手、スルタン・アル=ガナム選手とともに壇上に並んだロナウド選手は、「5度目の日本での滞在でうれしい。日本では2つの大きな試合を戦うので、みなさんに楽しんでいただければ」と挨拶。壇上に上った子どもたちから「次の夢は何ですか?」と質問が飛ぶと、「多くのトロフィーを勝ち取りたい。新しい選手が入ってきて、目指すものも多い」と、38歳になっても衰えない強烈な野心を示した。

また、以前来日した際の記者会見で質問した少年が高校サッカーで優勝したと伝えられると、「自分の言葉が影響して、その少年が夢を叶えられたのならうれしい。自分を信じて努力をすること。私にも子どもが5人いるが、自分の子どもだけでなく、世界中のすべての子どもたちがそれぞれの人生において、たくさんの成功を収められることを祈っている」と真剣な眼差しで伝え、その後のフォトセッションでは子どもたちの頭を撫で、サムアップしてコミュニケーションをとるなど、ロナウドらしい茶目っ気あふれる姿を見せた。

『アルナスルジャパンツアー2023』は7月25日にパリ・サン=ジェルマン戦をおこなった後、27日にはインテルナツィオナーレ・ミラノと対戦する(ともに、ヤンマースタジアム長居)。

取材・写真/上地智

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