伯桜鵬が敢闘賞と技能賞 殊勲に錦木、敢闘に豊昇ら

表彰式を終え、支度部屋で談笑する豊昇龍(左)と伯桜鵬=ドルフィンズアリーナ(代表撮影)

 大相撲名古屋場所千秋楽の23日、三賞選考委員会が開かれ、新入幕伯桜鵬が11勝4敗で敢闘賞と技能賞を初受賞した。付け出しデビューから所要4場所での初受賞は最速で、19歳11カ月は史上7位の若さ。新入幕の三賞ダブル受賞は2014年秋場所の逸ノ城以来。

 殊勲賞は横綱照ノ富士を破って10勝5敗の錦木が初受賞。初土俵から所要103場所は史上最も遅い記録となった。12勝3敗で優勝同点の北勝富士は初の敢闘賞で、三賞は3度目の獲得。

 4人が千秋楽に白星の条件を満たし、敢闘賞が決まった。初優勝の関脇豊昇龍は初で、三賞は3度目。11勝4敗の小結琴ノ若は4度目の敢闘賞に輝いた。他は新入幕で10勝5敗の豪ノ山と湘南乃海。受賞者は延べ8人になり、過去最多の延べ6人を上回った。

© 一般社団法人共同通信社