サミュエル・L・ジャクソンが「ニック・フューリーをもっと好きになった」と語る「シークレット・インベージョン」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のさまざまな作品に登場してきた“アベンジャーズ”の創設者、ニック・フューリーが主役のドラマシリーズが、ディズニープラスで配信中。フューリーが、人間に擬態するスクラル人に立ち向かう本作について、主演のサミュエル・L・ジャクソンに見どころを聞いた。

──「シークレット・インベージョン」では、どんなニック・フューリーが描かれるのでしょうか?

「彼は映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)の後、しばらく姿を消していたんだ。ちょっと疲れていて、ちょっと弱さが感じられる。でも、呼び出されて地球に戻って来る。どうなるかはお楽しみだよ」

── トレードマークである眼帯を外したフューリーの姿が描かれていますが、眼帯について教えてください。

「グース(ネコのような姿をした地球外生物)が僕の目を引っかいて、化膿したのをみんなが見たんだ。そして、その結果起きたことなんだよ。彼は日頃、それを隠してきた。なぜなら、時々それが物事の鍵として使われ、ある扉を開くことになったからだ。今は、そんなふうに隠す必要はない。でも、彼が眼帯をしている時、目を覆っていない時にはないような強さがあるんだ」

── 今作では今まで私たちが15年間、MCUで学んだことよりもニック・フューリーについて多くのことを知ることができます。彼の印象は変わりましたか?

「そうだね。彼のことを知れば知るほど、あなたたちは彼を好きになるはずだ。僕は彼をもっと好きになったよ」

── ベン・メンデルソーンやエミリア・クラーク、オリヴィア・コールマンなど豪華俳優陣が登場しますが、彼らは物語にどのような影響を与えるのでしょうか?

「本作はニック・フューリーだけの物語ではないと思う。ほかにも面白いキャラクターが登場するんだ。それは、ベンの物語であり、エミリアの物語であり、オリヴィアの物語でもある。彼らは、『何が起こっているのか見てみたい』と思わせるような人たちばかりなんだ」

── 今作は、これまでのMCU作品とは一味違ったサスペンススリラーですが、撮影現場での雰囲気はいかがでしたか?

「僕は、撮影現場での自分のやるべきことが分かっている。現場に来て、セリフを覚え、カメラに合わせた自分の立ち位置にちゃんと立つんだ。そして、ほかの役者さんたちが反応しやすい演技を提供するように心がけている。楽しい時間を過ごすために現場に来ているんだ。映画作りは、僕にとって遊び場のようなもの。朝起きて、朝食を食べて、外に出て、『今日は何して遊ぼうか?』と友人を探すんだ。それから僕たちは遊び始め、楽しい時間を過ごす。それが、僕が期待することだよ。 物語に入り込む上で、僕と同じくらいみんなにも楽しんでもらいたいんだ」

【プロフィール】

サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson
1948年12月21日生まれ。米・ワシントンDC出身。映画「パルプ・フィクション」(94年)、「ダイ・ハード3」(95年)などで有名に。「アイアンマン」(2008年)などMCU作品でニック・フューリー役を演じている。

【番組情報】

「シークレット・インベージョン」(全6話)
ディズニープラスで独占配信中

国際平和維持組織 S.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)。彼は、あらゆる人物に擬態するスクラル人が企てる“侵略”に、誰が敵で誰が味方か分からない中、1人で立ち向かうことになる。

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