韓国の防疫当局は８月初めにも新型コロナウイルス感染症の等級を現行の「第２級」からインフルエンザなどと同様の「第４級」に引き下げる方針だ。これにより、マスク着用義務も完全に解除される。聯合ニュースが伝えた。
現行の第２級は結核、コレラ、Ａ型肝炎などが属し、発生24時間以内の申告と隔離が義務付けられている。第４級に引き下げられれば「全数監視」から「標本監視」に変わり、感染者数の集計も中止される。
病院などでのマスク着用義務は「勧告」となる。感染者に対する５日間の隔離勧告は現行のまま維持する。
■治療費は自己負担へ
等級の引き下げ後は、新型コロナの検査費や治療費は自己負担となり、健康保険が適用される。ただし、人工呼吸器など重症患者に対する支援は継続する。経口治療薬や予防接種への支援も当面は続けるという。
