大暑、水浴びで涼 富山市、正午の暑さ日本一

噴水を浴びて遊ぶ子ども=富山市の富岩運河環水公園

 二十四節気の一つで暑さが最も厳しいとされる「大暑」の23日、富山県内は高気圧に覆われて広い範囲で晴れた。最高気温は富山市秋ケ島(富山空港)で35.5度の猛暑日、ほか9観測地点では30度以上の真夏日となった。正午時点の気温は秋ケ島の35.5度が全国1位だった。

 県内の消防機関によると、富山、射水で10歳以下の小学生~80代の男女6人が熱中症疑いで搬送された。富山市の10歳男児が中等症、ほかは軽症とみられる。

 富山市の富岩運河環水公園には家族連れが訪れ、噴水の水を浴びて遊ぶ子どもの姿が多く見られた。

 富山地方気象台によると、24日の県内は引き続き高気圧に覆われて晴れ、湿った空気の影響を受けて昼過ぎから時々曇り、雨が降る所もある。

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