富山県舟橋村の朝市移転 新鮮野菜求めにぎわう

地元の野菜を購入する来場者

 富山県舟橋村の朝市「ふなはしあさイチ」が23日、同村東芦原の高平メモリアル常願寺スポーツパークの駐車場で開かれた。6月に農産物直売所「青空マルシェ ベジボート」が同パークにオープンしたことを受け、会場をこれまでの村役場から移した。地元の新鮮な野菜や加工品などが並び、買い求める人たちでにぎわった。

 ふなはしあさイチは今年で3回目。新しい施設のPRを兼ねて、村がスポーツパークを初めて会場に選んだ。村内の農家や飲食店、県内企業など約10の個人・団体が出店した。

 会場には、村がブランド化を進めるカボチャ「舟橋ハートかぼちゃ」や地元産のキュウリやナスなどのほか、米粉などの加工品が販売された。来場者は朝市だけでなく、新施設のベジボートに立ち寄ったり、サッカーチームの練習を見学したりするなど満喫していた。

 パークを運営する常願寺川公園スポーツクラブの安田量クラブマネージャーは「サッカーと地元の農産物、両方に触れてもらう機会になった。今後もコミュニティーの中心になるよう発展させたい」と話した。

地元の子どもたちが考えたゲームコーナーで楽しむ来場者
ブランドカボチャ「舟橋ハートかぼちゃ」を購入する来場者
多くの客でにぎわう「青空マルシェ ベジボート」

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