《マネしたい》 収納の達人が実践! 釣り具をコンパクトに持ち運ぶための、お役立ち実例集!

ロッド(釣り竿)やリール、ルアーやライン、小物など釣行時には何かと荷物が増えるもの。そこで、全国を飛び回って釣りをするヒロセマンこと広瀬さんに、コンパクトに荷物を収納するテクニックを取材しました!

→すっきりコンパクト!ヒロセマンの収納術!

●文:ルアマガプラス編集部

【Profile】

広瀬達樹(ひろせ・たつき)

常にどこかの釣り場に立ちつつ、様々な釣りをマルチにこなすスーパーメディアアングラー。取材では毎回結果を残してくれるので、様々なメディアの取材担当から“超”信頼されている。愛称の「ヒロセマン」は、プロレスラーのミノワマンが由来。とにかく身軽に釣りをすることが信条としている。

実釣のテーマは五目! 渡船利用だから荷物はコンパクトにしたい

「ユーザーの方々に笑顔になってほしい」という願いのもと、釣りの伝道師として全国津々浦々を駆け巡る日々を送っている広瀬さん。雑誌にテレビにウェブにと、スケジュールは常にパンパンなんです。そんな、多忙を極める広瀬さんに、今回は癒やしの釣りをしてもらいたい! ということで相談してみると…。

定期船を利用して離島へアプローチ。※写真はイメージです

広瀬「であれば、五目釣りとかどうですかね? 離島でのんびりと…」

ということで、広瀬さんと取材スタッフは、玄界灘の某離島へと旅立つことになりました。

― これが広瀬さんの離島遠征五目釣りスタイル!

広瀬「今回は五目釣り×ライトゲームということなんですが、まず重要なのは装備です! 荷物は最小限に抑えています」

なるほど、荷物は最小限…って、広瀬さん荷物それだけですか!? めちゃコンパクト!

広瀬「普段から収納についてはあれこれ試行錯誤してきました。今回のスタイルにも、もちろん得た知見をフルに反映しています!」

遠征釣行も多い広瀬さんだけに、釣り物やスタイルに関わらず常に“コンパクト”を意識。五目釣りでは荷物が多くなりがちだが、両手に収まっているのもポイントが高い。釣行時の参考になりますね!

全国各地を釣り歩く広瀬さんは、遠征釣行を数多くこなしてきた人物です。“いかに荷物をコンパクトにまとめるか”という部分に関しては、人一倍気を遣っているんですね。

広瀬「離島に渡る際や、ラン&ガンで次々にポイントを移動する釣りでは、どれだけ荷物をコンパクトにできるかが重要なんです! その視点で、今回も装備を選択しました」

広瀬さんの離島遠征五目釣り装備を1つずつチェック!

では、ヒロセマンさんの釣り道具を1つずつチェックしていきましょう! まずはロッドからいってみましょう!

― ロッドは、コンパクトに仕舞える振り出しを選択!

広瀬「遠征用のロッドとしてパックロッド(マルチピース)を選択される方も多いんですが、さらにお手軽さを求めるなら振り出し式のロッドも選択肢のひとつとしてオススメです」

ソルパラ フリダシ SPXT-S70UL & SPXT-76L(メジャークラフト)

ソルパラの振り出しモデルにはセミハードケースが付属しています。今回はこのケースに上記2機種を収納。
仕舞えばコンパクトに持ち運べるのが振り出し式ロッドの最大のメリット!※写真はSPXT-76MLです

ソルパラ SPXT-S70UL 【メジャークラフト(Major Craft)】

ソルパラ SPXT-76L 【メジャークラフト(Major Craft)】

振り出し式ですか? テレスコピックとも呼ばれるロッドですよね?

広瀬「そうです。今回使用する「ソルパラ フリダシ」シリーズは価格帯は低く抑えながらも、基本性能にこだわって設計されています。ラインナップも幅広く揃っていて、ソリッドティップのライトゲーム用モデルから、ライトショアジギング対応のモデルまで選択肢が豊富なのも魅力です!」

広瀬「振り出し式のロッドはコンパクトなうえに、組んでいない状態でリールを取り付けラインを通して、ルアーまで結べてしまうのが最大の利点だと思います」

それがどうして最大の利点になるんですか?

振り出しロッド未経験の人がやりがちなのが、バット側から組んでいくというミス。ティップ側から組むようにしよう。その際、ガイドの向きに注意!

広瀬「それは、振り出し式のロッドの構造として、ラインを通したままコンパクトにたためて移動でき、釣りをするときには組み立てればすぐにそのまま釣りができるからです。パックロッドにはない大きなメリットですね。ちなみに、伸ばす際は必ずティップ側から。誘導式のガイドの方向に注意しながら組み立てましょう!」

― 小さめのタックルバックに、必要なものを効率良く収納しよう!

次はタックルバッグですね。ルアーやリール、小物類は1つのバッグに収納しているんですか?

広瀬「今回は、メジャークラフトのタックルバッグ30cmを選択しました。上蓋の作りがしっかりしていて、その上で細かな作業もできるし、物も置ける。2つのロッドホルダーとプライヤホルダーも付属していて、実釣中はコレが何かと便利なんですよね」

タックルバッグ(メジャークラフト)

サイズは30cm、40㎝、50㎝の3モデル。カラーは「オーシャン・ブラック・アース」の3色展開。※写真はオーシャンです。

タックルバッグ30 【メジャークラフト(Major Craft)】

30cmのタックルバッグの中には、お弁当やドリングなどを入れるためのクールケースが入っています。

広瀬「タックルバッグ30にすっぽりハマる大容量のクールケースです。ちなみに、私の場合はリールなどあまり衝撃を与えたくないものなどもこの中に入れちゃってます」

タックルバッグに綺麗に収まるクールケース。広瀬さんはドリンクの他、リールなどを収納していました。

クールバッグ 【メジャークラフト(Major Craft)】

このクールケース、タックルバッグに綺麗に収まるのがいい感じですね! 夏場であれば、凍らせたペットボトルなどを入れておくのもいいかも。

広瀬「保冷剤があれば、ライトゲームの釣果を入れて持ち帰るなんて使い方もできますよ! クールケースは500mlのペットボトル6本まで収納可能です」

収納名人広瀬さんが愛用するバッグ&ケース。上がクールケース、下がタックルバッグ(30cm)。いずれもメジャークラフトの製品です。

タックルバッグの中にさらにクールケースを入れて、荷物を分類して収納するなんて、さすが百戦錬磨の広瀬さん!

えっ、肝心の釣果はどうだったか!? 当日は状況が非常に厳しく、玄界灘まで行ったにも関わらず釣果はカマスのみ…。

でも、広瀬さんは十分楽しんで癒やされた様子。今回紹介した収納術、皆さんも是非取り入れて、快適に釣りをして下さいね!

→すっきりコンパクト《ヒロセマンの収納術》写真ギャラリー


※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。

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