2023年度殿堂入りセレモニー開催 マグリフとローレンが殿堂入り

日本時間7月24日、ニューヨーク州クーパーズタウンで2023年度のアメリカ野球殿堂入りセレモニーが開催され、時代委員会の選考で殿堂入りが決まったフレッド・マグリフ、全米野球記者協会の投票で殿堂入りが決まったスコット・ローレンの2人がスピーチを行った。アメリカ野球殿堂に掲げられる殿堂入りプラークは、ローレンはカージナルスの帽子を選択。一方、史上最多タイとなる5球団でシーズン30本塁打を達成したマグリフは特定のチームを希望せず、ロゴなしの帽子での殿堂入りとなった。

現在59歳のマグリフは19年間のメジャー生活で通算493本塁打を記録。ブレーブス時代の1995年にはワールドシリーズ制覇に貢献し、シーズン30本塁打を10度、シーズン100打点を8度マークするなど、細身ながらも球界を代表するスラッガーとして活躍した。マグリフは「選手としての目標はメジャーリーガーになることだった。メジャーに上がったあとは、ワールドシリーズ制覇を目指してプレーし、本塁打数や打点数など、常に目標を持ってプレーしていた。でも、殿堂入りするためにプレーしたことはなかった」とコメント。「なんという旅、なんという夢なんだろう」と感激していた。

一方、現在48歳のローレンは史上屈指の守備力を誇る三塁手として知られており、ゴールドグラブ賞を8度受賞。カージナルス時代の2006年にはワールドシリーズ制覇も経験し、17年間のメジャー生活でオールスター・ゲームにも7度選出された。有資格1年目の投票で得票率が10%を下回ったにもかかわらず、記者投票で殿堂入りを果たした史上初の選手となり、「殿堂入りするなんて思いもしなかった。でも、殿堂入りすることができて嬉しいよ」とコメント。「私が殿堂入りできたのはセントルイスで過ごした時間があったからだと思う。ワールドシリーズに2度出場し、全国的な舞台に立ったことで注目されるようになった」と殿堂入りに際してカージナルスの帽子を選択した理由についても語った。

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