雅びやか...花嫁姿ずらり、田島祇園祭・七行器行列 街なか優雅に

行器を持った花嫁姿の女性らが練り歩いた七行器行列

 福島県南会津町の国指定重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭」は23日、同町田島地域の大通りで「七行器(ななほかい)行列」が繰り広げられた。花嫁姿の女性たちが練り歩き、街中が優雅な雰囲気に包まれた。

 祇園祭の通常開催は4年ぶり。七行器行列は、氏子がお供え物を神前に献上する儀式で、花嫁衣装の女性や裃(かみしも)姿の男性が列を作る。七つの行器にはお神酒や赤飯、サバが入っている。

 祭りを取り仕切る当番御党屋(おとうや)組の「西町下組」を午前8時ごろに出発し、田出宇賀、熊野両神社までを約40分かけて練り歩いた。祇園祭最終日の24日には、神社の神楽殿で太々御神楽が奉納される。

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