栃木県内各地で「真夏日」 真岡市・長沼八幡宮では「大暑禊」で無病息災祈る

 23日は、1年で最も日照時間が長く暑さが厳しいとされる二十四節気の「大暑」です。真岡市の神社では水をかぶって無病息災を願う神事が行われました。

 鬼怒川にほど近い真岡市の長沼八幡宮で行われたのは、大暑の日に御神前で冷たい水をかぶりその年の無病息災や豊作などを願う「大暑禊」です。

 2018年から毎年行われていて6回目となる今年は氏子や地元の農家などから9人が参加しました。白はち巻きに白ふんどしの姿の参加者らは「鳥船行事」と呼ばれる舟を漕ぐ動作で身を引き締め準備運動を行うと、栃木県神社庁の指導者の掛け声に合わせて威勢良く水を浴びました。

 23日の栃木県内は、佐野や真岡などで最高気温が30度を超える真夏日となり文字通り「大暑」となりました。

 参加した人たちは、疫病退散や無事息災など社会や自然のさまざまな困難に打ち勝てるよう、力強く水をかぶり地域の繁栄を祈りました。

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